個人事業主にとって運転資金の不安は尽きないですよね。
私も急な出費で運転資金が足りなく苦労した経験があります。
今思い出しても辛かったですね。
飲食店に関わって約30年、たくさんの失敗や苦労、感動を肌で感じてきたYUKIOです。
あなたには私の失敗と苦労は避けてもらえるよう、成功や感動はぜひ知ってもらいたく発信しています。
この記事では
●個人事業主が資金を調達する時のおすすめの方法が知りたい
●融資以外のおすすめの方法が知りたい
●資金を調達する時の必要書類が知りたい
こんな悩みに答えていきます。
結論からお伝えしますと、おすすめの調達先は次の5つになります。
①日本政策金融公庫からの借入
②信用金庫からの借入
③銀行からの借入
④ファクタリングを利用する
⑤ビジネスローンを利用する
それぞれにメリット・デメリット、準備する書類も詳しく解説します。
以下の記事では私が実際にファクタリングを利用した「体験談」をもとに、おすすめの5社をランキング形式で紹介しています。
\ 私が実際に利用した信頼できる会社/
運転資金を調達するおすすめの方法5選
まずは以下の表から見ていきましょう。
種類 | 金利 | スピード感 | 個人事業主向け | |
---|---|---|---|---|
日本政策金融公庫 | 融資/借入 | 約0.5%~3% | △ | ◎ |
信用金庫 | 融資/借入 | 約2%~5% | △ | ○ |
銀行 | 融資/借入 | 約1%~5% | △ | △ |
ビジネスローン | 融資/借入 | 約6%~18% | ○ | ○ |
ファクタリング | 売掛金売却 | 3社間(2%~10%) | 2社間(9%~20%)◎ | ◎ |
※私のおすすめは金融機関系融資では「日本政策金融公庫」、融資以外ではファクタリング利用ですね。
※ファクタリング以外は全て「借入/借金」です。
①日本政策金融公庫からの借入
日本政策金融公庫は事業に取り組む方を
さまざまな形で支援することを目的に設立された政府の金融機関です。
借入できる種類もたくさん準備されており資金調達の目的によって
適した融資を受けられるので、あなたが融資を受ける場合に
最適な融資制度を相談できます。
個人事業主や創業間もない時期でも気軽に相談できます。
②信用金庫からの借入
信用金庫は営業しているエリアが限定されていますので
決められた地域の中小企業や個人事業主のための金融機関です。
個人事業主や創業間もない時期でも気軽に相談できます。
③銀行からの借入
銀行も個人事業主への融資は行っておに法人、個人の隔たりはないとされていますが
私の肌感じではハードルは高いです。
銀行は不安定な先への融資には厳しく、日本政策金融公庫、信金があるからとも噂されています。
創業時や創業まもない時期にはおすすめできません。
④ビジネスローンで借入
ビジネスローンは法人・個人事業主を対象とするローンで
中小企業やフリーランスも対象となります。
一般的に公的機関や金融機関の融資を利用する場合は担保・保証が必要ですが
ビジネスローンは無担保・無保証人で借り入れができます。
ビジネスローンはカードで借入・返済ができるので簡単に出し入れができます。
⑤ファクタリングでの調達
5つ紹介する中でファクタリングは唯一「融資/借金」ではなく
売掛金(将来的に現金になる)を売却する事で現金化出来ます。
最大の特徴は「スピード感」であり最短で「即日現金化」も可能です。
2社間取引、3社間取引の2種類の利用方法がありますのであなたに合った方で進めましょう。
ファクタリング会社から見ると「買い取る原資」があれば
基本的には個人事業主、法人の区分はあまり気にしないのです。
個人的には「借入/借金」ではなくおすすめですが、2社間、3社間の選択は
あなたの顧客に合わせ利用しましょう。
私が実際にお世話になっていた会社さんは「トップマネジメント」さんです。
以下参考になれば幸いです。
以下の記事では私が実際にファクタリングを利用した「体験談」をもとに、おすすめの5社をランキング形式で紹介しています。
\ 私が実際に利用した信頼できる会社/
日本政策金融公庫のデメリット・メリット
デメリット
日本政策金融公庫を利用するデメリットを一般的な3点に絞って紹介します。
●基本的に繰り上げ返済ができない
●審査結果が出るまでの期間が長い
●支店と担当者が選べない
私の利用した感想ですが、担当者によって審査スピードが違いますね。
担当者の抱えてる案件の量や時期によっても変わってくるようです。
中小企業事業の場合は基本的に繰り上げ返済ができない
長期借り入れを希望していれば問題ありませんが短期で返済を考えている場合は
事前に担当者に相談する事をおすすめします。
審査期間が長い
申込者の条件や利用する融資制度によっても異なりますが
融資を受けるまでの期間は1ヵ月~2ヵ月程度かかる可能性もあり
急ぎの融資を希望する人にとってはデメリットのひとつです。
急ぎの場合ははじめに担当者に伝えましょう。
支店と担当者は選べない
まず支店はあなたの事業の納税地の住所から判断され
また担当者の指名は出来ない点がデメリットになる可能性があります。
支店は全国にありますので最寄りの支店に相談しましょう。
日本政策金融公庫 支店一覧はこちら ※引用先:日本政策金融公庫公式HP
メリット
ではメリットを見ていきましょう。
●民間の金融機関よりも金利が低め
●無担保・無保証の融資制度がある
●創業初期でも申し込みやすい
民間の金融機関より金利が低め
民間の金融機関の取り組みを補完し事業に取り組む方々を支援する政府の機関となるため
公庫は銀行や信用金庫よりも金利が低めです。
実際の適用金利は融資制度や契約内容によっても異なりますが、
利の幅が低めに設定されている点はメリットのひとつです。
無担保・無保証の融資制度がある
日本政策金融公庫の新創業融資制度は原則として保証人が不要となるため
保証人を立てることに不安がある人にとってはメリットのひとつです。
法人代表者の連帯保証を不要とする制度を希望することも可能です。
創業当初でも融資が受けやすい
申込者の条件や利用する融資制度によっても異なりますが
創業初期でも申し込みやすい点は銀行や信用金庫に
申し込めなかった人にとってはメリットのひとつです。
銀行や信用金庫など民間の金融機関にも創業者向けの融資制度はありますが
申し込めなかった人は公庫から融資を受けることも検討してみましょう。
信用金庫のデメリット・メリット
デメリット
まずはデメリットを見ていきましょう
●営業地域に制限があるため利用できない場合もある
●ATMの設置台数が少ない
●融資の限度額が低い
私の利用した感想は銀行よりは親身になって相談に乗ってくれますね。
営業地域に制限がある
信用金庫とは地域の人たちが会員となって運営しているため
信用金庫を利用するためにはまず会員になる必要があります。
会員になって口座を開設するためには、あなたの事業所の所在地や代表者の住所が
信用金庫の営業地域内であることが条件になります。
つまり支店が営業するエリア内でなければ取引ができません。
ATMの設置台数が少ない
営業地域が狭い関係上、ATMの数が少ないこともデメリットのひとつです。
店舗が少ないため利用しやすい場所にATMがないケースが多く
通帳記帳のために隣の駅の店舗まで向かう必要があったりします。
インターネットバンキングを上手く活用し手数料をおさえましょう。
融資の限度額が低い
銀行に比べると融資額が低いことがデメリットです。
多額の融資を希望する場合は銀行に相談しましょう。
但し限度額が低い融資ばら積極的な一面もあります。
メリット
ではメリットにつて解説します。
●小規模企業や個人事業主にも熱心に対応してくれる
●小規模事業者でも融資を受けやすい
●融資の貸し剥がしや貸し渋りなどは少ない
小規模企業や個人事業主にも熱心に対応してくれる
中小企業や個人事業主の場合でも担当者が付いて熱心に対応してくれる傾向があります。
定期的な訪問や連絡を通じ会社状況について話したり
融資制度の提案があったりと信用金庫の担当者は
親身に相談しやすい環境にあります。
信金の担当者もこの点をメガバンクと差別化しているのです。
小規模事業者でも融資を受けやすい
個人事業主や中小企業などの小規模事業者に対する融資が前向きなところも
信用金庫を活用するメリットのひとつです。
個人事業主や小規模事業者は数十億円のような銀行が担当する多額の融資は必要なく
数百万円あれば十分という方が多いでしょう。
中小企業や個人事業主の融資希望額と信用金庫の貸したい融資額と
マッチしているため小規模事業者にとって信用金庫で融資を受けやすいです。
融資の貸し剥しや貸し渋りが少ない
貸し剥し、貸し渋りという言葉を聞いたことはありますか?
貸し剥しとは金融機関が事業者に対して融資しているお金を
すぐに返すように仕向けることをいいます。
通常は借入金の返済表に沿って毎月決まった金額を支払いますが
貸し剥しがあると返済スケジュールと関係なく残金を一気に返済する必要があります。
貸し渋りとは信用面が健全な事業者に対しても金融機関側が融資に対して
過度に消極的で融資を拒否しやすくなることです。
銀行のデメリット・メリット
まずはデメリットを見ていきましょう
デメリット
個人事業主でも銀行融資を受けることは可能ですが
銀行融資の審査は厳しいため資を受けるには高い審査のハードルを
超えなければなりません。
特に創業などの事業実績がない状態での融資は厳しいでしょう。
メリット
銀行融資のメリットは2点あります。
●大きな金額の融資を受けられる
●経営に介入されない
大きな金額の融資が受けられる
「多額」つまり「金額の大きな融資」を受ける事ができます。
但し個人事業主の場合は売上規模も小さいケースが多いので希望に沿うとは限りません。
経営に介入されない
融資実行後も経営に介入されることはありません。
ビジネスローンのデメリット・メリット
個人事業主が利用できるビジネスローンはサービスを提供する会社によって特徴は異なりますが
法人(中小企業)と同じ借入可能額や金利で利用できる商品が多いのが特徴です。
デメリット
まずはデメリットからみていきましょう。
●手数料が高い
●返済能力を超えて借り入れる可能性がある
手数料が高い
金利が高いので返済期間が長くなる場合は返済額が大きくなるのです。
金利は安い商品でも6%程度、高い商品になると18%にもなり金利があなたを苦しめる可能性があります。
返済能力を超えて借り入れる可能性がある
個人事業主向けビジネスローンは総量規制の対象ではないため年収の3分の1を超える額を借入可能です。
借入限度額が年収の3分の1を超える場合は無理な借入になる恐れがあります。
使い方を間違えると自分の首をしめてしまうので必要ですね。
メリット
ビジネスローンのメリットを2点紹介します。
●審査の時間が短い
●金融機関と同額程度の融資枠を得られる
審査の時間が短い(早い)
長期的に見た金利負担は銀行融資より大きくなりますが
審査の時間が短く、求められる書類も簡素化されています。
資金調達を急ぐようなケースでは銀行融資が間に合わない事態も想定されますので
これらのローンを活用するのも選択肢の一つです。
金融機関と同額程度の融資枠を得られる
個人事業主が金融機関で融資してもらえる程度の額を融資枠として準備してもらえるケースが多い。
ファクタリングのデメリット・メリット
ファクタリングとは「借入(借金)」とは異なりあなたの「売掛金」を
現金化してくれるサービスで「2社間」「3社間」に分かれ手数料も
異なってくるのが特徴です。
2社間 | 3社間 | |
---|---|---|
手数料相場 | 9%~20%程度 | 1%~10%程度 |
あなたの顧客 | 巻き込まない | 巻き込む |
デメリット
まずはデメリットからみていきましょう。
●手数料が高い
●2社間での手数料の相場
●3社間での手数料の相場
2社間、3社間について簡単に説明しますと
●2社間:あなたとファクタリング会社の2社で契約し支払う手数料は高い
●3社間:あなたとあなたの顧客、ファクタリング会社の3社で契約し支払う手数料は安い
3社間の場合は、あなたの顧客にファクタリング利用が知られることを覚えておきましょう。
実際に私がファクタリングを利用した時の経験談が以下の記事の中
「資金難になった時に私がとった行動3選」に当時の心境も盛り込み書いてますので参考にしてください。
以下の記事ではファクタリングの支払いが出来ずピンチ!!の時について詳しく解説しています。
手数料が高い
1つ目は、ファクタリングは手数料や利息といった形でコストがかかるのですが
金融機関より高めに設定されているケースがほとんどです。
2社間での手数料の相場
2つ目は、2社間取引の手数料について解説します。
手数料:売掛金の9%~20%
売掛金は着金したらファクタリング会社に支払わなくてはなりませんが
他の支払いに充て支払わない会社もありリスクをともなうので
一般的に高めに設定されているのです。
現に支払わない会社もあるようですのでファクタリング会社もリスクを背負っているんですよね。
3社間での手数料相場
3つ目は3社間取引の手数料について解説します。
手数料:売掛金の1%~10%
安いな!!と思われるかもしれませんが
3社間の場合は、あなたの顧客は売掛金をファクタリング会社に直接支払うので
リスクが低いため手数料も安く設定されているのです。
ここで重要なのは、あなたの顧客が、あなたの会社に支払うべき売掛金を
ファクタリング会社に支払う事をどう思うか?
ファクタリングとバレますので今後の信用問題に影響がでる可能性がありますからね。
2社間、3社間の選択は、顧客の立場に立って考えることが重要なのです
以下の記事ではファクタリングの2社間、3社間取引について顧客にバレるの?バレないの?を詳しく解説しています。
メリット
ファクタリングのメリットは3点あります。
●最短即日で現金化できる
●キャッシュフローの改善になる
●リスク分散できる
即金で対応してもらえる
1つ目は即金、これは本当に助かりますよね。
今月末の支払いが。。。
来週の支払いが。。。
支払いまで時間的な余裕がない時が多いですからね!!
売掛金などの先々の着金を待たなくても現金が用意できるって本当に助かります。
キャッシュフローの改善になる
2つ目は、ファクタリングを利用すれば
先々の着金の期日を待つ必要がなくなりキャッシュフローを改善できます。
支払いの期日が着金の期日より早い時(支払が先行の場合は建て替えになってしまう)には
本当に助かりますからね。
リスクを分散できる
3つ目は、ファクタリングを通じて未収金を買い取ってもらうと
回収の権利は買取った会社に移りますので
万が一顧客に支払ってもらえないリスクを事前に回避する事ができ
お金を心配することなく経営する事ができるのです。
以下の記事では私が実際にファクタリングを利用した「体験談」をもとに、おすすめの5社をランキング形式で紹介しています。
\ 私が実際に利用した信頼できる会社/
テストおすすめの調達方法5選の申込時に必要な書類
ここでは申し込みの際の必要書類を簡単にまとめました。
一般的な必要書類で申し込む内容によって若干異なることも御座いますので御了承下さい。
①日本政策金融公庫の必要書類
申込む種類によって内容は変わりますが代表的な書類は
●借入申込書
●事業計画書
●住民票
●免許証などの身分証明書
●預金通帳
詳しくは日本政策金融公庫の公式HPよりご覧ください。
必要書類とお手続きの流れ ※引用先:日本政策金融公庫公式HP
②信用金庫の必要書類
一般的に必要とされている書類は
●計画書(事業計画や借入計画)
●所得証明書・課税証明書・非課税証明書
●納税証明書
●確定申告書
●本人確認書類
●登記簿謄本(法人の場合)
※信金によって若干違ってきますので、詳しくは担当者に御確認下さい。
③銀行の必要書類
一般的に必要とされている書類は信金とほぼ同じです。
●計画書(事業計画や借入計画)
●所得証明書・課税証明書・非課税証明書
●納税証明書
●確定申告書
●本人確認書類
●登記簿謄本(法人の場合)
※銀行によって若干違ってきますので、詳しくは担当者に御確認下さい。
④ファクタリングの必要書類
ファクタリングは5つの中で唯一借入(借金)ではないので
時間か掛からず準備できる書面がほとんどです。
●売却希望の「売掛債権」に関する書類(請求書や発注書)
●入出金を確認できる通帳のコピー(ウェブ通帳)(過去3カ月分程度)
●決算書(ほとんど場合は必要ありません)
●身分証明書
●登記簿謄本(法人の場合)
●印鑑証明書
※2社間、3社間によっても若干変わることもあります。
⑤ビジネスローンの必要書類
一般的に必要とされている書類は金融機関とほぼ同じです。
●計画書(事業計画や借入計画)
●所得証明書・課税証明書・非課税証明書
●納税証明書
●確定申告書
●身分証明書
●登記簿謄本(法人の場合)
※ローン会社によって若干ことなりますので、詳しくは担当者に御確認下さい。
まとめ
ここでは、個人事業主向けに「資金調達」の5つの方法とメリット・デメリット、必要書類を解説しました。
自分にピッタリの方法を見つけて会社の繁栄につながることを願っております。
あなたが安定した資金を確保し経営する事で
●あなたの従業員が笑顔に満ちた充実した生活をおくれる
●あなたの家族が笑顔で暮らせる環境を作れる
●あなたの家族のやりたい事をやらせてあげられる環境を作れる
●あなたの会社が益々発展する
●あなた自身が笑顔とやる気に満ちた日々をおくれる
こんな素敵な未来をつくって下さいね!!
これからも「お金」にまつわる有益な情報を発信して参りますので宜しくお願いします。
\ 私が実際に利用した信頼できる会社/
資金繰りを楽にするシリーズは4記事に分けて執筆し4記事目も完成しました。
— YUKIO@飲食店コンサルティング (@YUKKIE1122) March 31, 2024
ビジネスで大切なのは従業員の心を動かす指導力、心が動けば行動が変わりお客様、会社に貢献するのです。https://t.co/f2h89OrY4c