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あなたが資金調達のために融資を受けるときに検討する代表的な機関は
●日本政策金融公庫
●信用金庫
●銀行
の3つだと思いますが、実際どこに相談するのか迷いますよね。
他にもファクタリングサービス等もありますが、ここでは上記3つの金融機関の利用方法や必要書類を解説しますね。
ここでは3つの金融機関の中から「日本政策金融公庫」を解説します。
1つの記事では収まらないため金融機関別に3つの記事に分けメリット・デメリットも解説します。
各々の記事では私が実際に利用した「実体験談」を参考にして頂き、あなたにピッタリの金融機関を探して下さいね。
飲食店に関わって約30年、現場でたくさんの失敗と苦労と感動を肌で感じてきたYUKIOです。
あなたには私の失敗と苦労は避けてもらえるよう成功や感動はぜひ知ってもらいたく発信しています。
この記事では
●日本政策金融公庫を利用するメリット3選・デメリット3選
●日本政策金融公庫への融資の申し込み方法や必要書類
●日本政策金融公庫を利用した「体験談」
こんな内容をお伝えしますね。
文章内では日本政策金融公庫を「公庫」と略している箇所があります。
以下の記事では私が実際にファクタリングを利用した「体験談」をもとに、おすすめの5社をランキング形式で紹介しています。
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日本政策金融公庫とは
公庫とは、主に中小企業や小規模事業者に向けて融資している財務省管轄の政府系金融機関です。
つまり国が100%の株を保有している機関で民間企業ではありません。
日本政策金融公庫と民間金融機関との違い
ここでは簡単に公庫と銀行、信用金庫の違いについて解説します。
設立目的の違い
●日本政策金融公庫
一般の金融機関が行う金融を補完することであり、国民や中小企業者及び農林水産業者の資金調達を支援するための金融の機能を担うことが目的です。
●信用金庫
信用公庫法に基づき設立された協同組織金融機関であり
一般的な銀行と異なり会員の出資による協同組織の非営利法人となっています。
地域の方々が利用者・会員となって互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的としています。
●銀行
銀行は銀行法に基づく株式会社であり、株主の利益が優先され大企業を含む全国の企業等との取引が可能です。
株主に還元するため、利益を上げることを目的としています。
業務内容の違い
●日本政策金融公庫
個人や中小規模の事業主に対して融資や制度融資などに伴う信用保証協会のリスクをカバーする信用保険などが主な業務です。
●信用金庫
金融機関の「3大業務」と呼ばれる預金業務・為替業務・貸出業務が主な業務です。
●銀行
金融機関の「3大業務」と呼ばれる預金業務・為替業務・貸出業務が主な業務です。
日本政策金融公庫を利用する3つのメリット・デメリット
公庫は国の機関でよいイメージかと思いますが、メリットだけではなくデメリットもあるので覚えておきましょう。
日本政策金融公庫を利用するメリット3選
まずは公庫を利用するメリットを3つ紹介します。
①創業初期でも審査が通りやすい
1つ目は創業間もない時期でも審査が通りやすいことです。
但し、公庫であれば融資の審査が必ず通るという訳ではなく
中小企業や小規模、創業間もない事業者の資金調達に力を入れているので
他の金融機関より支援に積極的な傾向であるために通りやすいのです。
②返済期間を長めに設定できる
2つ目は返済期間が長いという点です。
公庫の返済期間は融資によって異なりますが一般的に7年から20年と長く設定されています。
民間の金融機関と比べて返済期間が長い分
経営が安定するまで返済の余裕を持たせることで
利用者の月々の返済負担を軽くし経営を圧迫しないことを目的としています。
③金利が低い
3つ目は金利が他の金融機関より低い点です。
公庫の金利について他の金融機関を比較してみます。
金融機関 | 金利相場 |
---|---|
日本政策金融公庫 | 1%~2%前後 |
信用保証協会の保証付き融資 | 2%前後 |
銀行の融資 | 1%~3%前後 |
信用金庫 | 2%~6%前後 |
ノンバンク系 | 3%~18%前後 |
融資制度や条件によって異なりますが公庫金利は約1%台と民間の金融機関に比べて低く設定されています。
詳しくは以下の公式HPの金利表も参考にして下さい。
日本政策金融公庫を利用するデメリット3選
公庫を利用するデメリットを3つ紹介します。
①民間の金融機関に等に比べ支店が少ない
1つ目は支店が少ない点です。
公庫の支店は沖縄県を除き全国に152支店ありますが
沖縄を除く46都道府県で見ると各都道府県には2~3支店の計算となります。
またバラツキもあり1支店しかない都道府県もあり窓口に行くにも
遠い場合には時間的な負担が大きいですね。
あなたの近くの支店は以下のURLから検索して下さいね。
②希望した融資額を減額されることがある
2つ目は申し込んだ希望金額を減額されることがある点です。
審査の段階であなたの希望額に届かず減額された金額なら通過となるケースもよくあるのです。
例えば800万円を希望したけど500万円なら融資可能と回答されることもありますね。
そういった場合は足りない資金を別の方法で準備しなくてはなりませんので覚えておきましょう。
③業績が良くても金利が優遇されない
3つ目は業績が良くても金利が優遇されない点です。
民間の金融機関は、業績が良い会社、決算内容が良くなってきている会社には
金利を下げる傾向にありますが公庫は基本的に
業績がよくても一般的に金利を下げることはありません。
日本政策金融公庫に融資を申し込む流れ
ここでは利用する流れを解説しますが、時系列が分かりやすいように
各項目に日付も記載しましたが、あくまでも目安であり
あなたが利用した際には日数が異なる事も考えられえますので御了承下さい。
【3月1日】支店に電話連絡を入れる
まずは最寄りの支店に電話して相談しましょう。
会社の所在地によって利用する支店が決まっていますので利用すべき支店を教えてくれます。
面談希望の旨を伝えアポイントを取りましょう。
下記のURLで支店を探して下さいね。
相談日までに事業計画書を作成し相談時に内容のアドバイスを受ける事をおすすめします。
なぜなら相談の次のステップの面談ではあなたの作成した事業計画書をもとに審査にはいりますので
事前にアドバイスをもらえるので、骨子だけでもいいので持参しましょう。
【3月15日】支店に赴き相談する
指定された公庫の支店窓口へ訪問する際には予め融資申込み希望を伝えておくと
その後の手続きがスムーズに進められます。
以下のURLから事前に申込方法や必要書類を確認しておきましょう。
日本政策金融公庫:相談予約・融資相談・資料請求【日本政策金融公庫HP】
面談を希望する場合は、このタイミングでアポイントをとりましょう。
場合によっては後日公庫から連絡する、といったケースもありますので聞いてみましょう。
融資・面談を希望すると「借入申込書」の提出を求められるケースがほとんどです。
このタイミングで事業計画書も担当者に見てもらいアドバイスをもとに面談までに仕上げましょう。
【3月30日】融資の面談を受ける
ここまでの時間経過として電話連絡から面談まで約1ヵ月かかっています。
この面談より実際に融資できるかの審査になります。
面談では、あなたの作成した計画書に沿って融資担当者から事業計画について質問されるため
完成度の高い創業計画書や事業計画書を作成することが重要です。
【4月20日】融資の審査~決定
面談と提出した書類をもとに融資審査が行われ2週間から3週間程度で結果が通知されます。
審査期間は時期や担当者によって異なります。
面談から審査結果までは「追加の資料の提出」「具体的な業務内容の質問」などを担当者から受けるケースが多いでしょう。
審査結果が出ると公庫から電話連絡が来ます。
無事に審査に通過した場合は融資の契約に必要になる契約書や借用証書等の書類が送られてきますので
必要事項を記入し公庫へ返送することで融資契約が完了となります。
【4月28日】融資決定~振込
契約が完了すると日本政策金融公庫から融資の振り込みが行われます。
基本的に公庫に契約書が届いて不備が無ければ
3営業日後にあなたの銀行口座へ振り込まれ完了となります。
利用の流れのポイント
ここまでが申し込みから振込(あなたへ着金)までの流れです。
ポイントは
●事業計画書を相談のタイミングで持参しアドバイスをもらう
相談のタイミングでアドバイスをもらうことで、次の面談時で提出する際の精度が格段に上がるからです。
精度が上がった結果、審査期間も短縮され融資実行までの日数も減少するのです。
日本政策金融公庫の融資を申し込む際の必要書類
ここでは融資の申し込みに必要な書類を「個人事業主」「法人」に分け以下の3点について解説します。
①個人事業主・法人共通
②事業をこれから始める又は創業1年未満の方
③事業開始後1年以上経過している方
個人事業主・法人共通で必要な書類
ここでは事業形態に関わらず全員が提出する書類について解説します。
借入申込書
融資の申し込みに必要な借入申込書となります。
下記のURLで書式のダウンロードが可能です。
日本政策金融公庫:申込書一覧ダウンロード【日本政策金金融公庫HP】
但しインターネットで申し込みする場合、申込書は必要ありません。
日本政策金融公庫:インターネット申込【日本政策金融公庫HP】
過去6カ月以上の預金通帳
あなたの貯金や入金がわかり公共料金や借入金等の返済に使用されている通帳の原本が必要です。
インターネット専用口座や当座など通帳がない場合は取引明細を印刷しておきましょう。
事業以外の個人で使用している口座の提出を求められる場合もあります。
身分証明書
運転免許証など公的な証明書が必要です。
借入の分かる書類
住宅ローン、車のローンなど返済の分かる明細書を準備しておきましょう。
返済明細書や返済履歴がわかる書面がいいですね。
クレジットカードなどを利用している場合は利用明細書を提出しましょう。
事業に関する免許証や許可証
あなたの事業を営むにあたり、免許や許可が必要な場合は提出が必須になります。
きちんと許可を得ているのか、申請されているのか、の確認ですね。
【法人のみ】履歴事項全部証明書又は登記簿謄本
こちらは法人登記されている方が対象となります。
事業をこれから始める又は創業1年以内の方
創業間もない方は上記の「個人事業主・法人共通で必要な書類」に追加で以下の書類が必要となります。
個人事業主の場合
●公共料金の領収書または支払証明書(直近3か月分)(領収書でも可)
●給与をもらっていた時の源泉徴収票や給与明細書、又は確定申告書が必要です。
会社員など給与をもらっていた時の2年分の源泉徴収票が必要となりますが
確定申告書がある場合、源泉徴収票の提出は不要です。
法人の場合
代表者の自宅の公共料金の領収書または支払証明書(直近3か月分)(領収書でも可)
個人事業主同様に引き落としや支払っている明細が必要です。
事業開始後2年以上経過している場合
創業後1年以上経過している方は上記の「個人事業主・法人共通で必要な書類」に追加で以下の書類が必要となります。
個人事業主・法人共通
全員の提出が必要な書類を紹介します。
●企業概要書
公庫と初めて取引する場合は「扱っている商品」「サービスや事業内容」について提出が必要です。
簡単に言うと「会社案内」や「ホームページ」ですね。
ホームページは可能なら該当する箇所を印刷しておくとよいでしょう。
●支払うべき税金(国税、地方税等)の領収書または納税証明書
税金を期日までに支払っているかのチェックです。
支払っていない場合は支払った後の申し込みとなります。
●試算表又はそれに準ずる書類
売上、原価、各経費の分かる書類を準備しましょう。
個人事業主で該当する書類がよく分からない場合は公庫の担当者に相談しましょう。
個人事業主の場合
●確定申告書・青色申告決算書(直近2年分)
白色申告者は青色申告決算書が無いので、収支内訳書を準備しましょう。
法人の場合
●決算書(直近2年分)
直近の2年分が必要となります。
融資決定後の必要書類
融資が無事に決まったタイミングで提出する書類は3種類で、郵送で提出すべきリストも届きます。
印鑑証明書
発行から3カ月以内のものを準備しましょう。
収入印紙
印紙の金額は融資額によって異なりますので事前に公庫に確認しましょう。
200円ならコンビニで購入可能、その他は郵便局や法務局での購入になります。
公庫から振込でもらう口座の通帳のコピー
公庫から振り込んでもらう通帳の表紙、1ページ目のコピーの提出が必要です。
日本政策金融公庫を利用した時の「実体験談」
実際に数回利用して感じたことは「担当者」によって「私が融資のために費やす時間」と「融資までのスピード感」が異なる点でした。
私達は「融資に関わる事は短時間で済ませたい」「融資は早く実行して欲しい」が本音ですよね。
一般的に銀行や信金の場合は、あなたや、あなたの会社に専属の担当者が配置され窓口となりますので
業務内容や業績をある程度は把握していますが
公庫の場合は基本的に毎回担当者が変わるため1からのスタートとなり時間がかかりますね。
また、担当者の融資を扱ってきた熟練度によって「やりとりの回数」が異なり
申込時の混み具合にもよりますが「融資までの時間」も変わってくるのです。
担当者によってあなたが融資に費やす時間が異なる
公庫も組織ですので担当者は上司に私と打ち合わせした内容を報告し融資の可否や金額が決まる流れとなります。
ベテランの担当者はポイントを把握しているため、面談から融資決定までの期間の「質問」は少ないですが
経験の少ない担当者の場合は追加の「資料提出」「質問」が多く面談から融資決定までに通常2~3週間程度ですが1か月以上かかる事もありました。
つまり担当者によって「時間軸(費やす時間)」が変わってくるのです。
担当者によってスピード感が異なる
目安となる所要日数は上記「公庫利用の流れ」にも記載しましたが
担当者によっては申し込みから決定まで2カ月以上かかる事もありましたので
時間に余裕をもって申し込むことが重要です。
体験談のまとめ
ここで書かせてもらった体験談はあくまでも私個人の「感想」です。
場合によっては「融資がおりない」「実行までの時間がもっとかかる」場合もございますので
御理解頂けますようお願いします。
この体験談では
●担当者によって融資までの時間が異なる
●担当者によって費やす時間や労力が異なる
こんな内容でお伝えしました。
まとめ
この記事では
●日本政策金融公庫とは
●利用するメリット・デメリット
●利用する際の流れや必要書類
●私が実際に利用した際の体験談
こんな内容を書かせてもらいました。
ポイントは
●利用にはメリット・デメリットがある
●準備する書類は個人事業主や法人、創業からの経過年数によって異なる
●担当者によって申し込みから融資までの所要時間が異なる
●申込から融資までは時間に余裕をもつことが大切
となっています。
経営者として資金繰りは最低半年先までは把握し不足時は早めに把握できるよう努め安定した経営を目指しましょう。
あなたが安定した資金を確保し経営する事で
●従業員の生活が安定し豊かな生活が送れる
●あなたの家族のやりたい事に、お金を気にせずやらせてあげられる
●利益の安定はキャッシュフローの安定につながり、あなた自身に心の余裕ができる
こんな未来の実現を目指して日々の利益を負いかけ行動しましょう。
きっと未来はもっと明るくなるはずです。
この「運転資金調達シリーズ」は「日本政策金融公庫」「信用金庫」「銀行」と記事を分けています。
ぜひ3つの記事を読んで頂きあなたにピッタリの金融機関を見つけてくださいね。
以下の記事では私が実際にファクタリングを利用した「体験談」をもとに、おすすめの5社をランキング形式で紹介しています。
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